昨日の朝駆けめぐったニュース。
1日、色んなニュースサイトやブログを読んだり、自分で感じたことを、 何となくメモってみたい。 まず、16億ドル(2000億円)という金額に驚いた。 日本の放送局の時価総額は、ざっと調べると、 日本テレビ:3960億円、 TBS :5070億円 フジテレビ:5840億円 テレビ朝日:2310億円 テレビ東京:860億円 スカパー!:1400億円 WOWOW:360億円 といった感じ。 広告会社は、電通が8540億円、HDYが2900億円、ADKが1820億円。 その他の企業だと、 Yahoo!が2兆4400億円、インデックスが1400億円、USENが940億円といった感じ。 金融市場で流通している額が日米では比較にならないことを考えると、 こうやって一概に比較してしまうのは意味がないのかも知れないけれど。 Googleがユーザを一気に取り込みたいと考えたとしても、2000億円というのは、 かなり高い金額だと思われる。 MySpaceをNews Corp.が買収したときの金額が5億8,000万ドルだったので、 この3倍近い金額というのは本当に驚き。 いずれにしても、アメリカには、アイデアや技術はあるけど、経済的に恵まれていない ベンチャーに対して、資金を入れて、成功させる仕組みがあるんだなぁとまたも、 感心してしまった。 YouTubeにとっては、配信インフラをGoogleに頼れるようになると言うのが、 創業者などが得る金銭的な成功を別にすれば、最も大きいのではないでしょうか? これからは、途中で映像が止まったりもせず、画質も向上したりするのかもと思うと、 ちょっと複雑な気持ち。 ただ、上場企業のGoogle傘下に入ることで、著作権などの保護は今までとは違って、 大きく改善されるのではないかと思いますが、どうなんでしょう? そういう意味では、買収発表の直前にYouTubeがリリースした Universal Music Group(UMG)、Sony BMG Music Entertainment、CBS との提携は、先日のワーナーとの提携に続き、著作権問題を意識した対応にも感じます。 まぁ、日本の企業が提携はしていないので、そうなると、日本での盛り上がりは、 一旦下がるのかも知れませんね。 最後に、梅田望夫さんがブログで書いている、 この買収ニュースを聞き反射神経的に感じたのは、「こんなものゼロから作れば俺たちの方がいいものが作れる」という「天才的技術者の発想」より遥かに上位のところで、Googleがきちんと「正しい経営判断」を下す会社になったんだなぁ、ということである。というのが、Googleの転機を予感させるようで、気になりました。 ■グーグル、ユーチューブの買収に合意 - CNET Japan(2006/10/10) http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20266827,00.htm ■マードック氏率いる米News社がSNS「MySpace.com」を買収(2005/7/19) http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/07/19/8450.html ■ユーチューブ、メディア企業3社とコンテンツ契約を締結 - CNET Japan(2006/10/10) http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20265948,00.htm
by d12892
| 2006-10-11 11:14
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